KYOTO Social Problem. vol.1 【清掃活動】加藤陽一さん

「流れに逆らわない人生」


KYOTO Social Problem.
たくさんのスポーツイベントを経験した自分たちが聞いてみたいこと。
スポーツが持つ価値や考え方は、現代社会への役に立つのだろうか?
今ある社会課題について、京都の企業・個人に聞いていきます。


今回のゲストは

大正11年創業の「加藤重」三代目 加藤陽一さん

繊維卸店経営の傍ら、学校の掃除などのボランティアに取り組んでいる。

お茶目な笑顔と、だれからも慕われる魅力の持ち主。

加藤さんの写真

そんな加藤さんに、街の清掃活動を始めたきっかけや価値について聞いてみた。

人生の中で、初めて清掃活動と関わることになったのは、

中学生の時にたまたま美化委員になったことだ。

もともと社会奉仕活動への抵抗はなかったが、

この時はまだ、清掃活動に対して積極的に関わっていく気持ちはなかった。

本格的に街の清掃に関わるようになったのは、大学2回生の時。

加藤さんの大学時代の写真

家庭の事情により、大学を中退することになってしまった加藤さんに

一人の憧れの先輩から「青年部に入らないか」という誘いがあった。

そこから、加藤さんの人生の大半を占めることになった街の清掃活動が始まることになる。

42歳の時、社会への奉仕活動を行っている「京都ロータリークラブ」へ入会。

京都ロータリークラブでの活動の中で、イエローハットの創設者である

鍵山氏の持つ掃除道に感銘を受け、

「日本を美しくする会」へ入会することを決めた。

その後、

本業の傍らで、小学校のPTA会長を務めている際にも、加藤さんの掃除道が発揮され、

「トイレが汚いと、子どもたちはトイレに行くことを拒み我慢してしまう。

そうして、子どもたちの集中力と学力の低下を引き起こしてしまうのではないか。」

という負の流れを懸念し、学校長にトイレ問題について提起をした。

そして3年間、トイレ問題の解決を打診し続けた甲斐あって、

「便きょう会」の発足を実現するに至った。

「便きょう会」とは、教師の教師による教師のためのトイレ掃除に学ぶ会であり、

「方法論や技術や手法ではない,ただ身を低くして実践あるのみ」という教育方針で,

教師の人格を高めることを目的とした活動である。

清掃時の写真1

そんな清掃活動歴を持つ加藤さんに2つの質問をしてみた。

-清掃活動が社会にもたらす価値とは?

「街がきれいになると、みんな街中にごみを出さなくなるし、

ごみの出し方が意識的にきれいになる。

近隣の住民も一緒に掃除してくれるようになる。」

-清掃活動が加藤さんにもたらした価値は?

「清掃活動を通じて、『ひとつ拾えばひとつだけ綺麗になる』ことを実感して、

『何事も一つずつ解決していけばいい』と考えることができるようになった。

あと、トイレを掃除している時、下を向いて掃除をするから腰が低くなるでしょ。

人に対しても謙虚に接するようになったら、魅力的な人に恵まれて幸せになれた。」

「ぼくの人生、ほとんど掃除」

いつもの笑顔で、そう語ってくれた加藤さん

自らが率先して行う活動にこそ、人は惹かれ、付いていくのでしょう。

当たり前すぎて軽視されがちな、ごみ問題。

その問題と正面から向き合っている人たちがいるんです。

どうせなら、自分たちの手できれいにした街で暮らしたいですよね。

新洗組の写真

毎週土曜日に、「新洗組」という活動もされているようですので、

ご興味のある方はぜひ一度参加してみてください。


店名

加藤重

TEL 075-223-1001
住所
京都市中京区姉小路高倉東入木下町296

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fstylemagazine編集長

Reset of F style. Fstyle magazine,の編集部です。 烏丸に出掛けたくなる情報発信中。

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